親孝行の旅

 4日目最終日。愛媛県松山城で。母・妹・父・私。

昨年2020 年の正月に実家へ新年の挨拶に行った際に、父が自分の故郷である高知県の土佐清水に墓参りに行きたいと言い出しました。

その時、母が一言「あんな遠いところ行くのイヤやわ〜」。一緒に居た私も妹も同意見でした。

ところが妹の提案で、父が元気で歩けるうちに一緒に皆で高知へ行こうかという話になり、高知旅行が決定しました。 

     

父は83 歳、母は77 歳。二人とも多少の病気をしたとしても元気で居てくれてるので介護なども必要なく、子供としてとても有難いとは感じていました。親孝行らしい事って何もしていないなとも感じていたので、出来る事は出来るうちにやっておこうと思い、すぐに日程を決めました。

父の誕生日8 月30 日にあわせて、3 泊4 日の家族旅行を旅のしおりまで作成して日程を計画しました。 

    

慶弔関係で家族で出かけたことはありましたが、旅行となると40 年ぶりぐらいです。どんな旅行になるのやら、楽しみとちょっと不安の入り交じった旅行がスタートしました。

旅のしおり通りに早朝5 時に大阪を出発し、観光スポットや昼食をとって予定時間通りに父の実家に到着。大阪を出発して約12 時間。「ほんま遠いな〜」と全員が口を揃えて大笑い。 

    

父の実家を守ってくれている叔父と15 年ぶりくらいに再会し、夕食を共にし、墓参りに行き、親戚に会いに行き、海で泳いで、釣りをして、温泉にも入り、足摺岬に行き、近所の喫茶店で父の中学の同級生と父が再会し、親戚から土産を頂き、帰阪するときには親戚のおばさんに泣かれ、何時でも戻ってこいと言われ、

父が、父の弟である叔父に「もうこうやって会うのは最後やなぁ〜」と笑いながら言っている父の顔を見て泣けました。

そして、3 泊4 日の家族旅行が終わりました。帰阪して父が「ありがとう。本当に感謝してる。ワシは幸せやわ」って言ってくれました。 

    

そして、今年の正月。今年2021 年は富士山旅行が決定!まだまだ親孝行の旅は続く ! 

    

事前に作った旅のしおり
高知最後の夜。叔父と久々の宴。最高に楽しい!
高知の仁淀川の鰻屋かね春へ。最高に旨い!
四国最南端 足摺岬。最果ての地。最高に美しい! 
釣りを40年ぶりに始めるきっかけになった、土佐清水市の大岐海岸での釣り。

      

昨年末、この旅のアルバムを作りました。父が主人公のアルバムタイトル「愛する家族と愛する高知を旅した夏」 お正月にプレゼントしました。感動してくれました!!!